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*精神科産業医が行うストレスチェックです。
*企業の嘱託産業医の先生と連携して高ストレス社員に対する専門的なアドバイスを行います。
*ストレスチェックの集団分析結果より、企業の健康いきいき職場づくりに向けてのアドバイスをいたします。

「新職業性ストレス簡易診断システム」とは

職業性ストレス簡易診断システムは、厚生労働省の推奨するストレスチェックシステムです。
57項目の質問からなり職場における高ストレス者を把握することができます。また、集団(事業場全体、各部門)のストレスレベルも知ることができます。すでに多くの企業で用いられている最も標準的なストレスチェックシステムです。
さらに23項目を加えた新職業性ストレス簡易診断システムでは、より広い職場の心理社会的要因、特に部署や事業場レベルでの仕事の資源および労働者の仕事へのポジティブな関わりを把握することが可能です。

この診断システムでは、

  • ストレス要因(現在のストレスの評価)
  • ストレスによる反応(心理的反応、身体的反応)
  • 修飾要因(ストレスを和らげる要因)

の3つの領域について57項目の質問が用意されています。
各項目の質問に対し4段階で回答しますが(例 1=そうだ、2=まあそうだ、3=ややちがう、4=ちがう)、およそ10分間ですべての質問に答えることが出来ます。

  • ストレス要因(現在のストレス)の評価項目では
  • a) ストレスの量(質問項目の例:たくさんの仕事をしなければならない)、ストレスの質(例:かなり集中する必要がある)、b) 身体的ストレス(例:身体を大変よく使う仕事だ)、c) ストレスのコントロール(例:自分のペースで仕事ができる)の3要素を評価します。
  • ストレス反応の評価項目の評価項目では
  • a) ストレスに対する心理的(心の)反応(質問項目の例:不安だ、落ち着かない、ゆううつだ、気分が晴れない)とb) 身体的(身体の)反応(例:動悸や息切れがする、めまいがする、食欲がない)の2要素を評価します。
  • 修飾要因(ストレスを和らげる要因)の評価項目では
  • 職場、友人、家庭でのサポートの有無を評価します。周囲のサポートがあるとストレスを乗り越えられる場合もあります。逆に、ストレスが高い状態で周囲のサポートがないことは心の健康にとって高リスクとなります(質問項目の例:次の人たちにどのくらい気軽に話しかけられますか、上司、職場の同僚、配偶者、家族、友人)。

ストレスプロフィール

「新職業性ストレス簡易診断システム」ではストレスを上記3つの要素(ストレス要因、ストレス反応、修飾因子要素)に分けて理解したうえで、個人のストレスプロフィールを9個、6個および4個のバーを持つレーダーチャートに示し視覚的に理解することが出来ます。

図1 ストレス要因のプロフィール

それぞれのバーの得点にかかわる質問例を下記に示しました。

  • 1.非常にたくさんの仕事をしなければならない
  • 2.高度な知識や、技術が必要な仕事だ
  • 3.体をよく使う仕事だ
  • 4.私の部署内で意見の食い違いがある
  • 5.私の職場の作業環境(騒音、照明、温度、換気)はよくない
  • 6.自分のペースで仕事ができる
  • 7.自分の技能や知識を仕事で使うことが少ない
  • 8.仕事の内容は自分に合っている
1.心理的な
仕事の負担(量)
2.心理的な
仕事の負担(質)
3.自覚的な
身体的負担度
4.職場の対人
関係でのストレス
5.職場環境による
ストレス
6.仕事の
コントロール度
7.あなたの
技能の活用度
8.あなたが
感じている
仕事の適性度
9.働きがい

図2 ストレス反応のプロフィール

それぞれのバーの得点にかかわる質問例を下記に示しました。

  • 1.活気がわいてくる、元気がいっぱいだ
  • 2.イライラしている、怒りを感じる
  • 3.ひどく疲れた、へとへとだ
  • 4.不安だ、落ち着かない
  • 5.ゆううつだ、気分が晴れない
  • 6.動悸や息切れがする、めまいがする、食欲がない
1.活気 2.イライラ度 3.疲労感 4.不安感 5.抑うつ感 6.身体愁訴

図3 修飾因子のプロフィール

それぞれのバーの得点にかかわる要因を下記に示しました。

  • 1.上司からのサポート
  • 2.同僚からのサポート
  • 3.家族や友人からのサポート
  • 4.仕事、家庭の満足度
1.上司からの
サポート
2.同僚からの
サポート
3.家族や友人からの
サポート
4.仕事や生活の
満足度

仕事のストレス判定図

仕事のストレス判定図は、事業場全体、部や課、作業グループなどの集団のストレス状況を表すものです。

仕事のストレス判定図を理解するためには、ストレスに対する基本的考え方を知る必要があります。それは、仕事の量が多くてもそれを自分でコントロール出来ればストレスは高くならない。あるいは、自分で仕事をコントロール出来なくても仕事の量が適度であればストレスは高くならないという考え方です(量‐コントロール判定図)。
もう一つは、上司や同僚の支援があればストレスは高くならないという考え方です(職場の支援判定図)。

図1 a) に量‐コントロール判定図を示しました。4から11までの数字は、職業性簡易ストレス調査票の仕事の量、コントロールを選び出して得られた得点です。X軸は仕事量を表し右に行くほど仕事量が多い状態です。y軸は、仕事のコントロールを表し下に行くほど自分でコントロールが出来ない状態です。数値が100の斜線は標準値(全国平均)を通るバランスのとれたポイントを示し、得られた点がこの線以上にあれば健康リスクは少ないと考えます。

新職業性ストレス簡易診断システムによりさらに詳しい職場環境要因の分析

57項目に加え、さらに23項目を加えた新職業性ストレス簡易診断システムでは、部署ごとにいきいき度分布図、仕事、作業、部署、事業場全体の労働環境の(心理的)適正度プロフィールをレーダーチャートで表示します。また、仕事の負担プロフィール、仕事の資源(作業レベル)プロフィール、仕事の資源(部署レベル)プロフィール、仕事の資源(事業場全体レベル)プロフィールの棒グラフで提示します。

経年変化

みんなの健康管理のストレスチェックでは個人のプロフィールでは3年分、集団分析では5年分の経年変化を見ることが出来ます。

個人のプロフィール 経年変化

個人のプロフィール 経年変化

仕事のストレス判定図 経年変化

仕事のストレス判定図 経年変化

領域別42尺度 経年変化

・仕事の負担プロフィール
・仕事の資源(作業レベル)プロフィール
・仕事の資源(部署レベル)プロフィール
・仕事の資源(事業場全体レベル)プロフィール

領域別42尺度 経年変化

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「新職業性ストレス簡易診断システム」は厚生労働省の推奨するストレスチェックシステムを基に作られたみんなの健康管理室独自のチェックシステムです。職場のストレス者を把握することや、集団(事業場全体,各部門)のストレスレベルも知ることができます。

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